国家資格キャリアコンサルタント試験の比較

2016年06月20日 23:00

毎日良く降りますねー、今週はずっと雨みたいです。関東地方はどうなんでしょうね?

さて、どっちを受けようかと迷っておられる方が結構おられるようですね。
今日はキャリア・コンサルティング協議会(CCC)と日本キャリア開発協会(JCDA)を比較してみましょう。
・学科はどちらもまったく同じ内容と記述しています。
 CDA1次試験の大変さが嘘のようですね。
 とても楽になったと思います。
 試験対策はキャリコン2級の過去問(学科)で大丈夫ではないかと思います。
 「大は小を兼ねる」ですかね。

・実技の論述問題は表現の違いで内容は変らないと言い切っていいと思います。
 これもキャリコン2級の過去問(論述)で対策できると思っています。
 これも「大は小を兼ねる」ですね。
 ただし、キャリコン2級との違いは試験時間が50分と短いため、設問数も少ないと思います。
たとえば、「主訴(CLの問題)」、「見立て(CCの考えたCLの問題」は出るでしょう。
そして、「目標設定」も出るでしょう。問題は「方策」ですね。
時間50分と限られているため、ここまでは出ないとは思いますが、対策をしていて損はないと思います。

・違いは評価区分ですね。
CCCの「態度」について、キャリコン2級をには

「基本的態度とはキャリアコンサルタントとして自分をありのままに受容し、言語・非言語で表現し、多くの場合、一致していること。また、必要に応じて相談者の個別問題に応じた支援(助言・情報提供等)を適切に行うことができること。」

と記述されています。
前半の記述はJCDAの「傾聴」にあたると思いますが、後半の個別問題に応じた支援の記述は「主訴・問題の把握」にはあたらないと思います。
CCCはキャリアコンサルタントっぽさが継承されていますね。

もう1つがCCCの「自己評価」です。
「自己評価」とは口頭試問によってキャリアコンサルタントとして理解しているかが問われていて、CCCはありますが、JCDAにはありません。
勿論、JCDAも口頭試問はありますがCCCの方がウェイトが高いということかも知れません。

最後に、「主訴・問題の把握」「傾聴」はJCDAにはありますが、CCCにはありませんね。
そう言えばこの2つはCDAの2次試験の評価基準にありましたので、JCDAがこの考え方を継承したふしが感じられますね。
CDA2次試験になかった「具体的展開」についてはこちらを参考にしてください。

さて、受験生の皆さんは、どちらを選ばれますか?

何十万の養成講座をわざわざ受けなくても職業相談3年以上の経験があれば、誰でも受験できるようになりましたね。
一気にオープンになり良いことかも知れませんね。