キャリアコンサルタント面接試験対策「意図と進め方」

2017年02月02日 07:58

第3回キャリアコンサルタント面接試験も残り1ヶ月になりましたね。
広島白島塾も佳境に入り、ロールプレイに入る前にこれまでのことを総括し講義しました。
キャリアコンサルタントの意図と進め方をご紹介します。

キャリアコンサルタントは面談を意図を持って進めていきます。

【キャリアコンサルタントの進め方】
①CLの前でロールプレイを開始する時は一旦心をフラット(ZERO)に戻してください。
・「キャリアコンサルタントの桐原です。上間さん、今日はどのようなご相談で見えられましたか?」
 と言いながらCCとしての自覚、CLの関係を真っ白な(先入観のない)状態に戻す気持ちでロープレを開始します。

CLの話す来談目的に全力で集中し、「芯」で捉えます。
・営業に向いていない
・就職試験に全部落ち自信がなくなった
・定年退職を迎えるが不安だ。

主訴の把握
・来談目的を頭の前面に貼り付けCLの言っている言葉を傾聴し、CLの像を描きます。
・進め方はCL中心療法(受容・共感・一致)です。
・できれば主訴を要約すると良いでしょう。

見立て(CCから見たCLの問題)
・わかりにくい言葉ですが主訴が患者の訴えで、見立ては医者の診断と考えて下さい。
 患者が「お腹が痛い」訴えは医者の診察の結果「盲腸炎ですね」この診断が見立てのことです。

⑤方向性・具体策(「この先のロープレをどう進めるか?」の口頭試問対応)
・主訴と見立ての問題の解決・解消できる目標が方向性で、それを実現できる具体策となります。
 ただし、実際のロールプレイ15分では④に行くか行かないかで終了するケースが多いので、⑤は口頭試問で答えることになるでしょう。

具体的な展開
・面談全体を回す力と解釈しています。(詳しくはこちらへ

【キャリアコンサルタントの意図】
①関係構築を築く
・CLに寄り添うとはCLに話やすい雰囲気を醸し出し、聴く姿勢です。
・どのようなCLにもCL中心療法(受容・共感・一致)が最も効果的です。

②自己探索の支援を行う。
・あなたはそれをどう思いますか?(気づきを促す)
・上司はあなたをどう思っていますか?(気づきを促す)
・いつからそう思うのですか?(経験の再現)
・上司に昇進を打診された時どう思いましたか?(気づきを促す)
・人と接するのが好きとはどういう意味ですか?(自己概念の把握)
・営業に向いていないとは何かあったのですか?(経験の再現)

③気づきを促す
・自己探索の支援の意図は気づきを促すことにあります。

④成長を促す。
・気づきを促すことで、CLは面談中または後で「そうだったのか」と気づき、次の一歩を歩むことができれば結果的に成長することになります。

いかがでしょうか?
もし、上記のことでもう少し聴いてみたい方はスカイプで説明します。
初回のスカイプ塾は無料ですので、こちらから入塾ください。
頑張ってください。いつもブログで応援しています。