「新ロールプレイの手引き(逐語録)」

2016年06月06日 07:16

おはようございます。
キャリアコンサルタント新試験に対応して、「新ロールプレイの手引き(逐語録)」を作ってみました。

復習も兼ね以前に寄せられた意見にも応えました。

CC こんにちは、キャリアコンサルタントの木原です。(こんにちはBです)Bさんですね。
  今日はどのようなご相談で見えられたのでしょうか?

キャリアコンサルタントと名乗り、この言い方に慣れましょう。
いつだったか受講生に「名乗る必要ないとCDAフォルダーに言われた」とおっしゃっていました。
その通りですが、自分をカウンセラーモードにスイッチを切り替える上で必要だと思います。
つまり、心を穏やかにし、目の前にいるCLの全てを受け入れる気持ちです
それと、CLとCCの関係は患者と医者の関係ではありませんね。
自分をキャリアコンサルタントと呼びますが、関係は常にCLと対等です。

CL1 はい、あのー仕事をーあのースーパーで(はい)お総菜を作っているパートを3年くらいやっているんですけど(はい)ちょっと、もーなかなか365日毎日働いている感じで(う~ん)やめたいなぁーと思っているんですけど・・・・(沈黙3秒)

CC1 え~、スーパーで総菜のお仕事を3年くらいパートで働いておられる。(はい)それで365日毎日働いている感じでとても忙しく(えー)辞めたいと思っていらっしゃるのですね?(はい)
もう少し詳しく聴かせていただけますか?

ここはCLをしっかり受容して、来談目的をしっかり脳に刻み込んでください
そして、「もう少し詳しく聴かせていただけますか?」は開かれた質問では定番です。
ある受講生の方から「CDAフォルダーから『毎回その言い方はしなくてよい』と言われました」とのこと。
確かに養成講座やトーレーニングジム等で配布される逐語録はあまり見かけません。
しかし、そこに書かれているロープレは熟練されたCCさんですから、真似もできませんので、手本にしない方が身のためです。
慣れない内は「もう少し詳しく聴かせていただけますか?」を使ってください。
その裏の意味は”あなたの話たいところからどうぞお聴かせください”でしたね。

この後の展開は端折りますが、関係構築、自己探索の支援、経験代謝を経て主訴の把握、CLの問題点の把握までがCDAの試験の範囲でした。

この次の展開は、CLの問題点を確認し、目標を設定します。そして選択肢を考えるシーンです

CC11 Bさんが辞めると一緒に働いている同僚に仕事が行って、迷惑を掛けてしまうのでそれもいやだと思われるのですね。(はい)
(ここまでが実際の10分間のロープレですしたが、ここから新試験キャリアコンサルタントを意識して想像でロープレしてみます。)

少し整理させていただくと、自分が辞めると今の自分の様に、仕事が増え同僚に迷惑を掛けたくない気持ちが強く、「辞める」とは言えないのですね。(はい)でも、ご主人のことを考えるとこのまま仕事を続けることはできませんね。(はい)
では、退職を前提に、どんな選択肢が考えられるか一緒に考えたいと思いますが、よろしいですね?(はい)
退職するとしたらどんなことが考えられますか?

CL12  ・・・そうですね。まず主人に退職の相談してみます。(はい)
手術を控えており真っ先に話して、今後の事を話し合いたいと思います。

CC12 今後のことですね。どんなことを話し合われますか?

CL13 そうですね。こどもの塾の送り迎えのこと、(えー)手術の日程のこと、(はい)パートを止めることでの家計の負担・・・こどもの学資保険のこと(はい)・・・・ほんとうに止めて良いのかといったことでしょうか(はい)・・・

CC13 他にご心配なことはありませんか?

このようなCLの抱えている問題がCCによって解消されていくシーンが展開されると想像されます。

この「新ロールプレイの手引き(逐語録)」が必要な方はこちらへ入塾してからリクエストしてください。
頑張りましょう、応援しています。