キャリアコンサルタント面接試験「感情だけに囚われない」

2017年08月27日 21:44

学科試験、論述試験が終わりましたね。
JCDAの論述試験はボリュームがあって時間内に書くだけで精一杯だったようですね。
いろいろ繰り出して受験生さんはたいへんでしたね。
次の面接試験に向けて、今日はゆっくり休み英気を養ってください。

さて、養成講座を終了間もない塾生(CC役)からロープレを受けてこんなシーンを取り上げてみました。
例によって私がCL役で上間さんになります。

CC:上間様、今日はどのようなご相談で見えられたのですか?

CL1:私はこの4月に入社し、半年間、車の営業をしているのですが、この職に向いていないと感じ、相談にまいりました。

CC1:この職に向いていないとはどういった感じですか?

CL2:3ヶ月目から月1台のノルマがあるのですが、一生懸命頑張っているんですけど、車が売れなくて、同期の中では私が最下位なんです・・・。

CC2:車が売れなくて最下位なんですね。それはどういったお気持ちですか?

CL3:気持ちですか?・・・うーむ、頑張っているんですけどねー・・・

CC3:頑張っておられるのですね。どのように頑張っておられるのですか?

CL4:アポイントを取って朝から晩まで一軒一軒お宅を訪問してるんですけど・・・

CC4:その姿を上間様はどのように見えますか?

CL5:どのように見えるかですか?・・・うーむ・・・わかりません・・・

CC5:では、ノルマを達成できていないご自分をどう思っていますか?

CL6:わかりません・・・・

CC6:わかりませんか・・・?!

こんなやりとりのところで、CC役が何を聴こうか四苦八苦され、止まることがあります。

なぜ、止まったのですか?と聴くと「学校では感情を捉えなさいと言われ、仲間とのロープレではCL役がどんどんしゃべってくれていました。それがしゃべってもらえないとわからなくなりました」とのこと。
何が悪かったのでしょう?

コーヒーカップ理論(方式)では第一に関係性を強めることで、徐々にコーヒーカップの淵から底へ向かい初めて自己探索ができるのです。
お分かりですね。
最初から感情を聴いても、見ず知らずの人に語りくいし、自分を振り返る気持ちになってないからです。
まずはCLを受け止め、関係性を高めることから始めてください。 

実は、スカイプ塾には既に第6回の受験生さんの対応が始まっています。
それでブログにアップしました。

おやすみなさい。